#FalettinSouls 2021-01-27 Re:

新規ミュージシャンが1曲もない日です。厳密には Lord Finesse は初登場ですが、DeBargeのRemix曲としての登場なので、DeBargeを既出枠としてカウントしています

2020年中にやっていた「土曜日おかわり回」の曜日替えとなります。(リクエストが少ない場合は、自分が掛けたい曲を選んで埋めることになります。もはやファンク文脈の人物・グループ発掘を離れて、普通のラジオ番組枠ですね。黙々掘っているとそういうお休みが欲しくなりました。)

01. Ohio Players. Sweet Sticky Thing. 1975.
02. Bill Withers. Use Me. 1972.
03.DeBarge, Lord Finesse (remix). I Like it - Soul Synopsis Mix.2020.
04. 竹内アンナ. TOKYO NITE. 2020.
05. スガシカオ. 38分15秒. 2006.
06. Sly & The Family Stone. Que Sera Sera (Whatever Will Be, Will Be)

【朝】
おはようございます。今回は新規ミュージシャン/ユニットがおらず、ただただリクエストに応えつつ自分が流したい気分になった曲を選んだリストをお送りします。気楽に聴いてください。#FalettinSouls

【夕】

ほいじゃー今日は既出のひとしかおらんので1曲1ツイートくらいで。たぶん。#FalettinSoulsOhio

01. Players. Sweet Sticky Thing. 1975.

昔から好きなオハイオプレイヤーズのアルバム Honey の好きな曲のひとつから。中盤まで「よーできとるやん」くらいの気分で聴いてたら中盤から後半あたりの展開で持ってかれる強さがあります。ゆっくりファンクで煮られた蛙。

02. Bill Withers. Use Me. 1972.

ビル・ウィザーズの重要性を理解したのは、ドラマーの沼澤尚さんがビルのライヴ音源を絶賛してたのを見かけた時でした。そのライヴ音源で聴いたのがこの元曲。ドラムスしか鳴ってない瞬間さえあるシンプルな音作りの中に確かなグルーヴがある。

03. DeBarge, Lord Finesse (remix). I Like it - Soul Synopsis Mix.2020.

先日、ジャクソン5と同時代のモータウン系グループとして紹介したDeBargeの音源をDJのLord Finesseがリミックスしたもの。原曲を踏まえないと良さがわかりにくいですが、原曲の後に聴くと大分いい。このリミックス含むアルバム Motown State of Mind (2020) とロード・フィネスのプロファイルについてはこちらのudiscovermusicのリリース記事をご覧ください。いつかフィネスの自作も紹介したいですねー。

04. 竹内アンナ. TOKYO NITE. 2020.

J-WAVEのギタージャンボリーで聴いてから推しになりました竹内さん、どうしてもこれも掛けたくて選びました。歌い方が cute 系なのに歌姫系R&B系のサウンドを背負って軽やかに歌うのが、今までありそうでなかった路線でそれが好きです。だいぶ前に紹介したぷにぷに電機のファンクポップに通じる作り方が、時代の中で出てきてるのかなと感じます。邦楽R&Bの女性vo.の料理の仕方が2000年代の頃よりかなり増えた、細分化されたというか。まだうまく言葉になりませんが、いかにも diva と呼ばれる系R&Bを振り返った後に何かわかりそう。

05. スガシカオ. 38分15秒. 2006.

今朝まで「あまい果実」でも入れようかと思ってたんですが、気分に沿わなくて、BPMの早いエレクトロファンクをぶっこみたくて入れました。歌ってることだいぶぶっ飛んでますけどね。この曲聴いて15年、未だに一度もやったことねえよ、俺……。

06. Sly & The Family Stone. Que Sera Sera (Whatever Will Be, Will Be) ※original: 1956 by Doris Day

女優のドリス・デイがヒッチコック映画『知りすぎていた男』(1956)の為に歌った曲をSlyがカバー、のち広くR&B界の皆さんもSlyのアレンジに基づいて歌うアンセムになりました。

自分が好きなケセラセラのカバーだと、コリーヌ・ベイリー・レイのがいいですね。ライヴ版ですけど。 Slyのケセラセラ好きはわりと多いと思います(曖昧な当社調べ)! まあdope な楽曲が多い後期Slyの箸休め的名曲としても、いつか紹介したかったのでした。

今日はLord Finesse 以外すでに2020年12月以降に語ったミュージシャンばかりだから、基本的な調べ物とかせずに楽ができました……さて、木曜日の6曲と金曜日の星野源ネオソウル修行特集の予習しないと……。(そういう時間が必要になってきたから土曜を潰して水曜にしたのは正直ある)#FalettinSouls

#FalettinSouls 2021-01-26

  1. 荒井由実. あなただけのもの. 1974.
  2. Distiny's Child. Lose My Breath. 2004.
  3. 椎名純平. 疑惑. 2001.
  4. Big Sam's Funkey Nation. Lookin' Glass. 2018.
  5. Harvey Mason. Hop Scotch. 1975.
  6. Scoobie Do. Lily-Be. 2006.

【朝】

おはようございます。久々に明日以降のストックがない #FalettinSouls を経験しています(まあ十分未満で編めると思うけど……)。今日も洋楽3邦楽3でファンキー&ソウルフルナンバーをお届けします。

オハイオプレイヤーズ以外あんまりリクエストもらってないので、「紹介済のあのミュージシャンの曲またかけて〜」と言われたら、変更する可能性があります。本日2300時までに教えてください。

【夕】

さてこんばんは。今日もへんちくりんなファンキー&ソウルフルナンバー並びをだべってゆくよ。洋楽だけ、邦楽だけならいくらでも先達がいましょうが、日本のファンク&ソウルと海外のファンク&ソウルを等分で新旧ごた混ぜでこんなに聴けるのは、2021年で #FalettinSouls だけだよ!(誇張はない)

01. 荒井由実. あなただけのもの. 1974.

ユーミンこと荒井由実はこの頃から大活躍していました。前にはっぴいえんど以後のファンキー楽曲特集で松任谷正隆さんの話も出ましたね。のちに荒井由実は松任谷正隆と結婚して松任谷由実名義になってゆきます。

さてこの荒井由実にあまり似つかわしくないようにも聞こえるこのバックトラックはなんなのか? 実はこれが先週紹介したティン・パン・アレーなんですね。つまり細野晴臣や林立夫が好き勝手にファンクしてるわけです。そりゃSlyのワウギターやスティービーのクラビぽい音になりますよね。
この荒井由実の曲は昨年『関ジャム』でも紹介されてたみたいですね。邦楽で少し語ればいい感じにみんなで次のステージの話ができる内容をこれまでたくさんしてきてくれた『関ジャム』、そろそろ本になったりしませんか。関係者多すぎて難しいのかなあ。

02. Distiny's Child. Lose My Breath. 2004.

「デスチャ」の愛称で知られるヒップホップソウルヴォーカルグループ、デスティニーズチャイルドの代表曲から。これもやっと紹介できた人たちです。ビヨンセ(デスチャの初期から解散までの基幹メンバー)より早く紹介できた。

ディスティニーズチャイルド、まだ自分は"HIPHOP化したソウル"の伝統についてうまく語る手がかりを見つけられずにいるんですが、それでもこの曲はいいなと思って聴いてます。既出のジャネット・ジャクソンが切り開いた「踊る女性シンガー」の系譜を90sから繋ぎましたよね。

03. 椎名純平. 疑惑. 2001.

かなり複雑な展開のR&Bナンバーを演奏する歌もの日本人バンドです。代表者の椎名純平さん、この人実は椎名林檎のお兄さんです。兄妹でミュージシャンやってたんですね。

多分この時期のバンドはEvil Vibrations なのかな?*1 その後バンドが自然消滅した後はDezille Brothers というバンドを組んだりと、椎名さんの楽曲自体にも長い遍歴があります。
名前のせいで「椎名林檎の兄は椎名桔平!?」と言われがちな椎名純平さんですが、実はディアンジェロ登場前後の第一ネオソウル期と並行して優れたR&B探求を続けてきているミュージシャン&バンドだったのでした。林檎さんへのR&B素養にも、お兄さんかなり影響してそうですよね。

04. Big Sam's Funkey Nation. Lookin' Glass. 2018.

これは確かひげさんのSpotifyから「お、いいな」と思って拾わせてもらったトラックです。
トラックは2018年と新しめですね。しかし実は1977年から連綿と続くダーティーダズンブラスバンド (Dirty Dozen Brass Band) のニューオリンズマナーを引き継いだトロンボーン奏者(DDBBの旧メンバー)、ビッグ・サム・ウィリアムスが率いているということで、そこそこ練られた文脈が音の中にあります。

ニューオリンズはジャズ発祥の地で知られており、その伝統を引き継いだニューオリンズファンクも、他の米国地域よりさらにオフビートに特徴がある……と言われています(具体的なアナリシスができると言い難いので今はこう言っておく)。この曲自体についてはだいぶ Funkadelic 的ですね。
あとこの曲について連想したのは、サビの部分のイリの呼吸が岡村靖幸さんと共通するところあるなと感じましたね。岡村靖幸さんはプリンスフォロワー特集で紹介しましたが、もう少し広めにP-FUNKやそれに類する米国ファンクの歌物の文脈とも技巧的に通じ合う部分あったのかもなと思いました。

05. Harvey Mason. Hop Scotch. 1975.

ハービー・ハンコックが"Headhunters"などで急速にジャズフュージョン化していった70年代ニューソウル時代の併走者ですね。というかHead Huntersでドラムス叩いてた人ですね。
ハーヴィー・メイソンは幾つかの日本のミュージシャンとも関係が深くて、特にカシオペア(T-SQUAREとよく比較されるジャズフュージョンバンド)のアルバムをプロデュースするという割と大きめな関わりを持ってたりします(調べて知った)。ハンコックあたりから流れ出すフュージョン史おもしれー。

06. Scoobie Do. Lily-Be. 2006.

1995年から長く続けている国内ファンクバンドの代表グループのひとつです。かっこいいですよね。とはいえ自分はあまり通ってこなかった。多分、ファンクだけでなくてしっかりした古典的Rockn'rollの香りも感じるからだと思う。

「ファンクかつロック」を形容するときに「ファンクロック」という言い方をすることがあって、例えばPearl Jamとかはそう言われますね。でもScoobie Doくらいの混ざり方(そして若干のBPMの速さ!)くらいの方が、自分の中のいい感じの funk-rock のゾーンの中心に近い感じがしてます。
自分の中で、G. Love & Special Sauce, ウルフルズ, 山崎まさよし, Scoobie Do あたりが、「ファンク&ソウルに対して真面目なのと同じくらい、ブルース経由のロック(そしてそれはたぶん、1980-90sのJ-ROCKとはだいぶ遠い位置にいるRockn'Rollである)にも軸足があるんじゃないかなーという地図がある。

そんな感じでした。明日の #FalettinSouls は、平日水曜日に変わったおかわり回です。いまのところリクエストはオハイオプレイヤーズ1ユニットだけですが、言ってくれたら他の既出ミュージシャンも組み込みますねー。今日の日が変わる頃までにどうぞ!

*1:参考資料: http://www.kronekodow.com/gaiko/db_intro.html 2021-01-26取得.