- Marcus Miller. Power. 2001.
- Lipstick Gypsy. Infatuation. 2015.
- sooogood! and 藤井隆. ドラマチックピンクビキニ. 2018.
- Sweet Charles. Soul Man. 1974.
- The Brand New Heavies and Simon Bartholomew. The Funk is Back. 2019.
- ウルフルズ. スポーティパーティ. 2015.
おはようございます。#FalettinSouls 第3週後半戦(戦?)やってゆきます。今日は洋楽4邦楽2です。あした星野源しかかからないので洋楽多めです。
でお送りします。若干のベース・デイ。
【1800時】
きょうの #FalettinSouls は紹介難易度高いから遅くにだべりますね。
【2000時】
ほんでは #FalettinSouls やってゆきましょう。きょうはマーカスミラーから。
01. Marcus Miller. Power. 2001.
基本的にはジャズフュージョン界のベースの大御所ですが、あまりにスラップベースが上手いためにR&B, ソウル, ファンクのジャンルでも巨人として扱われるに至った凄い人、それがマーカス・ミラーです。
マーカス・ミラーの来歴や特徴についてはこの記事【脚注参照】[1]ベース博士. n.d. 「《現代最高峰のベーシスト》マーカス・ミラー」 (https://bass-hakase.com/bassist/marcus-miller/ 2021-02-02 取得)が面白かったです。ベース博士……いやもう、ハネてるとか飛び越えて、平らなはずの土地でスケートボードを駆って四回転宙返りくらいしてそうな常軌を逸したスイング感がありますよね。とにかくベース技巧に浸かりたい人はぜひ。
02. Lipstick Gypsy. Infatuation. 2015.
第一世代ネオソウルしか知らなかったところから「第二世代ネオソウルってどのへん?」とさらった時に見つけたグループです。大傑作、というほどではないですが(なにさま?)、2010s
ネオソウルの典型が掴みやすくてよかったです。
03. sooogood! and 藤井隆. ドラマチックピンクビキニ. 2018.
藤井隆はみなさんご存知かと思いますが(相変わらずうたがうまい)、sooogood! は聞き慣れない人もいるかと思います。この #FalettinSouls のごく初期に紹介したファンクバンド「カラスは真っ白」、その中心人物のひとりだった、シミズコウヘイさんのソロプロジェクトの名前ですね(西川貴教とT.M.Revolutionの関係と同じ)。カラスは真っ白が解散して惜しかったので、引き続き関係者が活躍していて嬉しいですね。
カラスは真っ白は、たぶんこのTLではソロ特集組んでもウケるくらい評判が良いのですが(あの相対性理論×kawaiiファンク的な方向性、いまのぷにぷに電機や竹内アンナにいままさに期待されているものを先取りしてたんだろうなと個人的に受け取ってる)、カラスは真っ白関係者のまるごと拾いたいですね。
04. Sweet Charles. Soul Man. 1974.
今月末に刊行された『ベースマガジン』の2021年02月号がファンクベース特集で、「よっしゃネタにしよ」と思い買いました。そしたらこのS. チャールズさんが取り上げられていた。
オーサカ=モノレールの中田亮さん(書く側というより取り上げられる側では? でも音楽雑誌らしいな、演奏家が明確に批評文書きも兼ねてるの、かっこいい)の紹介文、それから昔のスウィート・チャールズさんへのインタビュー再掲、演奏の譜面解析など、合わせてpp.20-25までまるっと特集されてました。
その中田さんによれば、もしかしたらスウィート・チャールズこそが、ラリー・グラハム(Sly & The Family Stone の初代ベーシスト)が歴史上初めて編み出したとされるスラップベースを、彼より早く実演してみせた人物なのではないかという話が確認されてました。そうだったのか……JB自伝が出典らしい。
こういう話をどんどん摂取していかないと、古いままの定説でわかったふうなこと買いてしまっていかんなあ、日々再学習だな、と反省しながら、スウィート・チャールズさんのアルバムから一曲拾いました。
05. The Brand New Heavies and Simon Bartholomew. The Funk is Back. 2019.
どっちかというとこのBrand New Heaviesから派生した MF Robot というユニットを紹介したかったんですが、先にこっちを紹介しないと解説がめんどくさくなるなと言う最低な理由で先に選ばれました!
MF Robots はまたいつかかけるとして、Brand New Heavies もそこそこキャリアの長いグループです。以前紹介したイギリスのアシッドジャズグループであるIncognitoの後くらいに出てきた。それからここまで若干のメンバーの加入脱退ありつつ続いてる。インコグニートも続いてるから、凄いですよね。
06. ウルフルズ. スポーティパーティ. 2015.
トータス松本個人では日本のソウルシンガー回で紹介済ですが、ウルフルズ名義の紹介は初です。THE BOWDIESの60s ソウル&ロックンロール感を聴いてたらウルフルズも出したくなりまして、今日取り上げました。
ウルフルズは2009年から2014年ごろまで一度長めの活動休止をしていて、この曲は活動再開後の第二期すぐに出た一曲ですね。「汗かいてべそかいて」など、彼ら自身の第一期の歌の遍歴を振り返るような歌詞にもなってるのかな、と思います。一曲の中にロックとファンク&ソウルの両端に振れる構成も面白い。
今日はここまでー。はー、特集とまでは言えないまでも、マーカスとスウィートが並んでベースぢからの強い日だった。明日は6曲 #星野源 だけでSpotify音源を編んでます。ただしSUNも恋もアイデアもドラえもんも出しません。そんなんでどうやって特集になるのか? おたのしみにー。[2]その後、@nami0101 さんから Brand New Heaviesの初期作品 『Heavy Rhyme Experience: … Continue reading
脚注一覧
↑1 | ベース博士. n.d. 「《現代最高峰のベーシスト》マーカス・ミラー」 (https://bass-hakase.com/bassist/marcus-miller/ 2021-02-02 取得) |
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↑2 | その後、@nami0101 さんから Brand New Heaviesの初期作品 『Heavy Rhyme Experience: Vol.1』をおすすめしてもらいました。晩期マイルス・デイヴィスみを感じて大変興味深かった。 |