#FalettinSouls 2021-01-14

おはようございます。どこもかしこも緊急事態宣言の傘下に入っていくのに暮らしが(悪い意味で)変わらなくて心がしんどくなってきましたね。きょうはそんなダウナーな気持ちに寄りそう(?)ダウナー・ファンキー・グルーヴを集めました。昼です。ダウナーファンクでやってゆきましょう(一曲だけ厳密にはエレクトリックジャズもありますが)。コメントは夕方〜。

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  1. Ohio Players. Fire. 1974.
  2. 坂本慎太郎. 仮面をはずさないで. 2011.
  3. ICE. See The Music On The TV. 1996.
  4. Miles Davis. Mystery. 1992.
  5. Chuck Brown. Chuck Baby. 2007.
  6. SUPER BUTTER DOG. 終電まぎわのバンヂージャンプ. 1997.

【1800時台】


おつかれさまです。きょうの #FalettinSouls はダウナーファンキーグルーヴ多めの日です。行ってみましょう。

01. Ohio Players. Fire. 1974.

「やっと紹介できたわ〜」シリーズ第一候補です、オハイオプレイヤーズ。初期に居たジュニー・モリソンはのちにP-FUNK軍団の重要人物の1人になったりもしました。
1ユニット1曲縛りでなければオハイオ・プレイヤーズの楽曲はいくらでも紹介できちゃうのですが、そういうコンセプトで取り回してないのです、残念〜。Playboy誌みたいなえっちなアルバムジャケットでも良く取り沙汰されますね。自分はHoneyのジャケット、かっこいいと思いますね。

02. 坂本慎太郎. 仮面をはずさないで. 2011.

坂本慎太郎はロックバンド「ゆらゆら帝国」のリーダー兼フロントマンでした。ゆらゆら帝国は2010年に解散。ところがその後坂本がソロ活動として出した1stアルバムが、こんな前衛ソウルアルバムみたいなのだなんて……。
ロック畑にいたひとが独立後もロックサウンドやると思うなよ! という学びを得ましたね。坂本慎太郎さんのソロ楽曲、好きなの多いです。直球ファンクマナーというよりは、マイルス・デイビスがジミヘンやスライを真似て出してきたのが独特なエレクトリックジャズだった、に近い距離感ではありますが。

03. ICE. See The Music On The TV. 1996.

宮内和之と国岡真由美の2人を中核としたファンクプロジェクトです。1990年から2007年まで続いていましたが、実質的リーダーだった宮内が癌で亡くなってから事実上休止。今は小文字のiceとして国岡1人のユニットが続いています。
自分はICEを宮内さんの死後に初めておっかけたほど鈍感だったのですが、もっと早くに聴いておけばよかったな……と思います。国内で洗練されたファンクマナーを実現していたユニットの一つなのは間違いないです。ICEも、紹介しきれないほど良い曲が沢山ありますね。

04. Miles Davis. Mystery. 1992.

ファンクとフュージョンを共に紹介しておいてマイルスをこれまで一曲も紹介しないのはどうなのよ……と自分でも思ってたので取り上げました。最晩年のマイルスの演奏ですね。
本当はOn The Corner とかBitches Brew とかから引きたかったのですが、いかんせんマイルスの曲はほかの楽曲と比べて長すぎるんですよねー。『パンゲア』とか『アガルタ』とかをTSUTAYAレンタルで借りて「これをどうしろと」と思ってた頃が懐かしいですね。どれもこれもいいアルバムだけどさあ!

05. Chuck Brown. Chuck Baby. 2007.

チャック・ブラウンも世界のファンク史の1ページに永遠に残る人です。なんでかというと、Chuck Brown & Soul Searchersとして60-70sのワシントンDCで演ってた頃のファンクが「ワシントンゴーゴーファンク」と呼ばれ、見出されたから。
この最晩年の音源は、そのゴーゴーファンクのエッセンスを本人自らが再演してる形ですね。とはいえワシントンゴーゴーはどちらかといえばアルバム音源に載るよりは、地元のライヴハウスで10分20分と延々同じコード、同じビートでうねうねと続けていくような儀式めいたところがある。
なので、数分の音楽としての評価が、ワシントンゴーゴー(ファンク)にはつけづらいところがあります。記録される音楽というより、浸かりこむ文化習俗みたいな感じですもんね。
ちなみに私はスガシカオがプロデビューする前の所属バンド「マラカスホワイトスペシャルバンド」のジャンルがこれ(ゴーゴーファンク)だということで覚えていました。ファンク知識の大半をスガシカオ経由で覚えてきた男です。

06. SUPER BUTTER DOG. 終電まぎわのバンヂージャンプ. 1997.

「やっと紹介できた〜」邦楽代表の一番手ですよ。SUPER BUTTER DOGは1994年から2008年まで活動していた日本のファンクバンドです。

スーパーバタードッグ解散後に行われたメンバーによる活動が「ハナレグミ」(永積のひとりユニット)であり「レキシ」(池田の個人プロジェクト)であり「マボロシ」(ラッパーMummy-Dと竹内のユニット)という前提を踏まえると、重要なバンドだったなーと思います。まだ全キャリアを聴ききれてない。

ところでこの曲、終電間際に好きな人に告白したんじゃないかと思いますが、「終電」と「バンヂージャンプ」が並んだらまるで電車に飛び込んで自殺したんじゃないかと不安にさせるところがありますね。歌詞を見返したら生きる意欲しか見つからなかったのでたぶんそういう物語ではないんでしょぅ。

以上、ダウナー寄りファンキーグルーヴ特集でした。明日は金曜日、特定の音楽ユニットに的を絞る日です。明日は オークランドファンクとも称される老舗ファンクバンド、Tower of Powerを特集します。

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