#FalettinSouls 2021-02-22

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ズットズレテルズ. アウトサイドは濡れていた. 2011.
Mayer Hawthorne. Out of Pocket. 2016.
JJ. Grey and Mofro. Circles. 2007.
踊る!ディスコ室町. 僕らは今夜も騒々しい. 2016.
Robert Ledet. Good Bye to My Lady. 2017.
しまじろうのわお! and ペトロールズ. はの うた. 2015.

おはようございます。明日はいきなり祝日ですがひとまず週明け一発目の #FalettinSouls です。今日もファンク文脈楽曲を国内外からお届けします。

【夕】
さて #FalettinSouls やるよー。今回は全ミュージシャン調べないとソラでは言えない人々ばっかりだ。曲は間違いなくいいんですけどね。

1. ズットズレテルズ. アウトサイドは濡れていた. 2011.

もしかしたらこのアルバム発売年は2009年かもしれないんですが、とりあえずSpotifyに従った。ズットズレテルズは、高校卒業間近の若者7人が集まって一年だけ活動した、半ば伝説化してるバンドです。

この中でベースを弾いてるのは、のちにOKAMOTO’s のベーシストとして人気を獲得するハマ・オカモトも含まれています。ハマ・オカモトさんはファンキーサウンド、特にここ半世紀のファンクベーシストの造詣が深いことで当番組でも何度か参照してますが、彼のキャリアの最初期のバンドでもあるというわけ。

このズットズレテルズは、2015年にメンバーの1人である「ドカット」が急逝した後、再結成の声はなく、おそらくこのメンツで新たなサウンドを聴けることはないかもしれない。Suchmosなどが売れた今、このファンクサウンドはあっけなく覇権を取れるかもしれない。白熱光のようなアルバム、楽曲群です。

2. Mayer Hawthorne. Out of Pocket. 2016.

先週金曜日に特集した Tuxedo の細い方、メイヤー・ホーソーン個人名義の曲です。ちょいVulfpeck的な試みと共振してるところありますね。16ビートを恬淡と刻むボイスパーカッションの上をあちらこちらから耳をくすぐってくるのが心地よい。

3. JJ. Grey & Mofro. Circles. 2007.

正式名称はMofro(モフロ)だけらしいんですが、代表者としてJJ. Grayの名前が前に来ることが多い、のかな? 1990年代後半から活動する、サザンソウル面を押し出す、米国フロリダ州ジャクソンヴィル出身のソウル/ファンク・バンドです。

サザンソウルとはなんぞやという話、慌ただしくて何もしてないな! いつかやりましょう、3月の後半とかに……。ともあれ、90年代から発足したとは思えないくらい、古典的なサザンソウル感のあるローファイなサウンドを聴かせてくれます。女性コーラスの入れ方もいいですね。

4. 踊る!ディスコ室町. 僕らは今夜も騒々しい. 2016.

なんと京都を拠点として活動するファンクバンドというのがあるんですね。本人達によれば「京都は上京区、室町通り、武者小路を下がったところ、アパートディスコ室町の420号室からやってきたファンキーでグルーヴィな男たち」

この土地は京都の御所西側、南北に走る室町通りに面した武者小路町のことですね。踊るディスコ室町じゃなくて踊るディスコ武者小路だったかもしれない。語呂が悪いからしないだろうけど。ちなみにこの近くには最強の抹茶かき氷を出す虎屋菓寮とぶっとび右翼カー持ちのおかき店舗播磨屋(URL)があります。

このへんに本当にディスコ室町なるアパートがあるかはさておき、たぶんこの土地的には同志社大学の軽音仲間が集って結成した流れとかがあるのかな(ここ、京大からも立命館からも微妙に遠いからな)。いや適当な推量ですけど。なんで音楽の話じゃなくて京都ローカルの話してるんだ?

ともあれ、一曲目に出したズットズレテルズに通じるような荒々しきファンクをやってるのがふしぎと清廉に感じられて、いいですね。京都の大学卒業した後のサステナビリティが大変そうだけど、そこは先達のVulfpeckがうまくやってるらしいから参考にしたりしてほしい。

5. Robert Ledet. Good Bye to My Lady. 2017.

この人はあんまり情報がなくて、何ならSpotifyのプロフィールも本人が書いてたりする。特徴としてはウーリッツァーなどのヴィンテージ・エレクトリックピアノを駆使した楽曲を中心に呈示すること。建築学で学位とってるそうです。

しまじろうのわお! and ペトロールズ. はの うた. 2015.

しまじろうはあのしまじろうなんですが、この曲をペトロールズという実力派スリーピースバンドが手がけているので拾い上げました。長岡亮介、三浦淳悟、河村俊秀の3名により2005年から活動。結構歴が長い。

長岡さんは、冨田ラボとのコラボ曲で紹介しましたね(2021-01-19回)。ペトロールズ、まだ本格的に聴き込んでないのですがもっと聴きたくなってます。しまじろうに当てる曲でこのクオリティなら普段のサウンドはどれだけdeepなの!? て思いますよね。

今日はなんだかんだで紹介が難しいメンバーばかりでした。今週はこういう自分もまだ馴染みがない、でもファンキーだから紹介するトラックが多いと思います。火曜〜金曜もおたのしみにー。

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