- Mary J. Blige. Real Love. 1992.
- フルカワユタカ and 原昌和. ドナルドとウォルター. 2019.
- Tony! Toni! Toné!. Tell Me Mama. 1993.
- m.c. A・T. I miss U. 1994.
- Acantha Lang. He Said / She Said. 2020.
- Soil & “Pimp” Sessions, and 野田洋次郎. ユメマカセ. 2018.
それでは #FalettinSouls 2021年02月初回、いってみましょう。最近は金曜日が実質小論みたいになってるので、月火水木は気楽にやろっかな……とおもってます。
01. Mary J. Blige. Real Love. 1992.
1980s中盤のジャネット・ジャクソンなどが開拓しかけていた、古典ソウルとHIPHOPの撚り合わせの流れを、すとーんと駆け抜けていった、「HIPHOPソウル」始まりの時代のディーヴァ、といっていいのではないでしょうか。
Real Love,たぶんあまりに色んな人にカヴァーされすぎて、これが最初のメアリJブライジの曲ですよと言われてもわかんねーってなりますね。こういう機会に聴いて覚えないと定点にならない。#FalettinSouls は自分のためのリスニングマラソン番組です。
02. フルカワユタカ and 原昌和. ドナルドとウォルター. 2019.
元Dopieg Panda のフルカワユタカによる2年前の曲です。Doping Pandaは、最後のアルバムに”funk”を冠してるわりに一曲たりともファンキーでなくて(邦ロックではあった)面食らったんですが、これはよかった。
featuringの原昌和さんはthe band apart のベーシスト。仕上がった曲はファンクでもソウルでもなく、どちらかといえばフュージョン寄りAOR、スタイル・カウンシルやスティーリー・ダンぽさがあるのですが、他のフルカワユタカ曲の中では圧倒的に自分が親しみやすかった。
03. Tony! Toni! Toné!. Tell Me Mama. 1993.
80年代末から90年代中盤にかけて商業的成功を収めたグループです。ちょうどニュージャックスウィングの時代ですね。トニトニトニもNJSの代表の1つと数えられることが多いようです。個人的には70sソウルと地続きにも聴こえますが。
04. m.c. A・T. I miss U. 1994.
『プリンスと日本』で活躍を知って聴くようになりました。だからYouがU、なるほど。[1]Prince はfor を4, You を U … Continue reading今聴くとラップの声の良さがSKY-HIさんにそっくりじゃないですか? 特に「ナヤミハジメタノハオ、マ、エ、デ」みたいな入りの部分。歌うと違うんですけどね。
今日はこころなしかポストNJS以降のHIPHOPとクラシックソウル、中華文明的にいうと黄河と長江みたいな(?)、二大潮流が交わった時期の曲を心なしか引いてますね。m.c. A・TさんはHIPHOPとして世に出たけど、大のプリンスファンでもあって、そんな90sの自然な混ぜ方、影響のされ方が面白い。
05. Acantha Lang. He Said / She Said. 2020.
ここ半月くらいアンテナを一生懸命伸ばしてた中でTLかwebかラジオ番組かで拾得した方です、アーカンサ・ラングさん、でいいのかな? 公式サイト[2]https://acanthalang.com/ 2021-02-06 取得によればニューオリンズ生まれニューヨーク育ち、デビューしたのは最近(2010年代前半から中盤?)。
転機は2018年、スチールギターの名手として知られるロバート・ランドルフ(& ザ・ファミリー・バンド)に見出されて彼らの収録に参加、以後商業音楽のシーンにも本格的に進出したとのことです。いやあ、王道リズムでいいですね! 2020年でこの音が高品質なグルーヴ鳴ってることの清々しさがある。ロバート・ランドルフも今度紹介したいですねー。
06. Soil & “Pimp” Sessions, and 野田洋次郎. ユメマカセ. 2018.
SOIL&”PIMP”SESSIONS が正式名称のジャズバンドです。野田洋次郎はみんな大好き前前前世のRADWIMPSのリーダーですね。
自分ジャズバンドは断片的にしか受容できてないので先週までSoil&Pimp Sessionsを認識してなかったんですが、めちゃかっこいいですね。#FalettinSouls で紹介してきたような面々(在日ファンク、椎名林檎、三浦大知、オーサカ=モノレール など)とも仕事しており、普通に聴くべきグループだった。
私は #FalettinSouls を、まあある程度は詳しくなかったらそもそもやれてないわけですが、同時にピーター・バラカンさんやスガシカオさんほどには詳しくないわけです。それでも世界じゅうのファンキーな現代音楽を、死ぬまでに一通りは認知のスキーマに収めたいなと思っており、今は収めまくってるところです。
今日はこんなところで。明日も音源はしっかり準備済みです。やってまいりましょう。
あ、重要な補足。明日は6曲ぜんぶ邦楽です。なぜなら木金が洋楽に偏るからです。
脚注一覧
↑1 | Prince はfor を4, You を U と書くなどの「プリンス綴り」を持つことでファンの間では有名である。したがってこの変換規則を真似ている人は高確率でプリンスフォロワーであるということがわかる。 |
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↑2 | https://acanthalang.com/ 2021-02-06 取得 |