1. Éric Serra and Inva Mula. The Diva Dance. 1997.
2. The Smith. Barbarism Begins At Home. 1985.
3. 本田竹曠. リンズ・ガーデン・ブルース. 1978,
4. 阿川泰子. GRAVY. [1984] 1993.
5. 川崎燎. El Toro – Original Mix. [1976] 2017.
6. RH Factor. Rich Man’s Welfare. 2004.
※参考文献・注釈がまだついていません。今週中にはつけます。(2021-06-21現在)
【2021-06-21 朝】
おはようございます。今日は暑くなりそうですね。週始めの #FalettinSouls 今週もお届けです。
今回はジャズフュージョン系が多いのかな? 長短が極端なものを合わせて30分以内に収めました。
解説、今回こそできない気がするな……ともあれ夕方以降のどこかで。あ、今日はs2e09です。
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夕方です。 #FalettinSouls Season2 episode09 (s2e09) をお届けします。今日は別の文章作業もしたいのでTwitter版は短めに。ではいきましょう。
1. Éric Serra and Inva Mula. The Diva Dance. 1997.
映画『フィフス・エレメント』で歌手が歌うシーンの後半1分半だけを切り出したところの音源です。Éric Serra はリュック・ベッソン映画の、『ニキータ』の頃からの常連サントラ担当の方。
Inva Mula は、ソプラノのオペラ歌手で、この歌の(直前のクラシック風のところを含めて?)80%も生音で歌いこなしたというから驚き。この1分半もほとんど合成だと思ってたよ! トラックは80s〜90sのドンシャリ入りR&Bで、とてもいいですね。そこにオペラヴォーカルが載るから特別に感じる。
2. The Smith. Barbarism Begins At Home. 1985.
2曲めはUKロックバンド、ザ・スミスの2ndアルバムから。基本的な様式はUKロックではあるものの、この曲でAndy Rourke(アンディ・ルーク)が弾いているベースが相当なファンク・スタイルであるということで、紹介したかった。
この辺の、どちらかといえばロック側に属する流派でもファンクサウンドが取り入れられるということは、以前パール・ジャムの音源を紹介した際にも書きましたね。それからこのThe Smithがマンチェスター発バンドであることも重要かも。まーたマンチェスターだよ! どうなってるんだ80sマンチェスター!(マンチェスターとUKファンクの関係については、#FalettinSouls Season2; A Certain Ratio 特集回などを参照のこと)
3. 本田竹曠. リンズ・ガーデン・ブルース. 1978.
本田竹広/本田竹彦/本田竹曠 など幾つかのミュージシャン名を使い分けていたジャズ・ピアニストです。1960s中盤からキャリアをスタートし、2000年代中盤に心不全で亡くなるまで精力的に活動を続けていました。
ジャズ・フュージョングループ「ネイティブ・サン」を結成したのが1978年だそうなので、このいかにもジャズ・フュージョン的(1970s チック・コリア、ハービー・ハンコック、それからウェザー・リポート、国内だとカシオペア・T-SQUAREなど)アプローチはその前後の文脈があるのかもしれない。
4. 阿川泰子. GRAVY. [1984] 1993.
4曲目は女性ジャズ・ヴォーカリストの阿川泰子さん。伸びやかなステキジャズヴォーカル・ナンバー。作曲クレジットにはWritten By Augie Johnson とありますね。
5. 川崎燎. El Toro – Original Mix. [1976] 2017.
2020年に亡くなられたジャズギター界の超大物の、1970s超高速ジャズ・フュージョンから。ギル・エヴァンスと一緒に仕事をしていたそうです。知らなかった……。
私はジャズについては半可通で無知無知の無知なのですが、それでも「このジャズ・フュージョン、ファンキーでかっこいいーッ」という素朴な感想から、ミュージシャン個々人を記憶する為のフックができていくので、この #FalettinSouls でも無知無知の無知状態から語っていくこと上等でやっております。
6. RH Factor. Rich Man’s Welfare. 2004.
6曲目最後は8分クラスの長めのトラックを拾いました。Roy Hargrove (ロイ・ハーグローヴ)をリーダーとする2000年代初頭に結成。この曲は2ndアルバム Strength 収録ですね。
2018年にロイ・ハーグローヴが亡くなってしまったので(今回紹介した曲は物故者が多いな……)、今 The RH Factor がどうなっているか知らないのですが、カッコいい曲を沢山リリースしているので全曲追っかけ直したいですね。
……おっ、準メンバーにピノ・パラディーノがいるじゃん! そうか、ディアンジェロが沈んでる間にピノ・パラディーノはThe RH Factor で(も)活動していたんですね。なるほど、ネオソウル文脈をおっかけるのにもファンキーなジャズは聴いておいて損なしですね。いやーいい収穫だった。
というわけで今回はファンク文脈で仕事している人というよりは、ジャズ(フュージョン)側で楽曲出している側にファンクネスを見出したラインナップになりました。#FalettinSouls 用のストック楽曲で出しそびれているものをたまたま取り出したらこうなりました。小特集感あってよかったよかった。
金曜日の #FalettinSouls s2eX07は椎名林檎の別ブランド「東京事変」で6曲特集、のつもりです。……いま候補が16曲あるけど……どうすんだよこれ……(お、お楽しみに!)